専門分野である「噛み合わせ」知識と、「非抜歯矯正」の経験を活かした質の高い技術で、一人ひとりの健康で美しい口元を作りあげます。

きれいな歯並びとともに健康なお口を長く守っていくためには、正しい噛み合わせが必須です。歯や歯ぐきに一番負担が少ない「よい噛み合わせ」には、生え揃った天然の歯がいかに正しく並んでいるかがとても重要です。
最近の日本人の傾向として、あごが小さい、お口や唇周りの筋肉が弱い、などのケースを多く見受けます。全部の歯を正しい位置に正しい向きで生えさせるために、抜歯をしてスペースを作る方法が認知されています。
しかし当院は、たとえ高度な経験と技術が必要でも、やはり天然の歯を残すことに勝るものはないと考え、「抜かない矯正」にこだわり続けています。当院院長は、1人でも多くの患者さまの歯を守る矯正が行えるよう、より多くの知識を得て、これまでの経験をさらに高度な技術力へと成長させられるように日々尽力しています。
学会、研究会などへの参加も積極的に行い、新しい技術の習得や同業の仲間たちとの情報共有にも努めてきました。2002年には、研究会グループでの非抜歯矯正症例報告が、アメリカ矯正歯科医会(AAO)で認められ、テーブルクリニック最優秀賞を受賞しました。
他院から来られた患者さまから「抜かないと出っ歯になると言われた」と聞くことがたびたびあります。しかしこれは一概に事実とは言えません。なぜなら当院では、同じケースでも抜かずに完治した症例を多く持っているからです。
歯を抜かずに行う矯正では、より正確な診断と高度な技術を多様に駆使する必要があるので、抜歯するよりは完治までに時間を要します。しかし、患者さまのお口の状態や癖などを細やかに見極め、ていねいに治療を進めていくことで、歯を失うことなく美しい歯並びが実現できるのです。
当院にそんなお悩みで来院された患者さまには、まずは同じ症状でも歯を抜かずに完治された実例をお見せしています。治療については、安心してきちんとご納得いただけた上で開始いたします。
【当院の抜歯を伴う矯正治療について】
審美的・機能的なことを考慮すると、どうしても抜歯を伴わなければならない場合もまれにはあります。しかし抜歯とともに患者さまが本来持つ筋肉の使い方のケアもきちんと行わなければ、抜いたことによるリスクが完治後に生じます。一旦よくなったのに、再び歯の向きが悪くなってくるのです。当院では、抜歯を伴う場合は、筋肉の使い方のケアなどを含み、しっかりとした歯並びが維持できるように努めておりますので、ご安心ください。
当院院長は大学卒業後の勤務医時代、当時はまだほとんどクローズアップされていなかった「噛み合わせ」についての重要性に着目する機会を得ました。そして「噛み合わせ」の研究を続けてきました。日本顎咬合学会にも所属し、指導医として認定されました。
また矯正治療においては、アメリカの非抜歯矯正の第一人者であるグリーンフィールド氏の勉強会に参加したことをきっかけに、日本非抜歯矯正研究会での症例報告などの活動も行ってきました。
日本顎咬合学会
臨床歯科医学に携わる専門医師の集まりにより、8,500人(2013年7月現在)に及ぶ会員数を持つ学会です。
「咬合(噛み合わせ)」は、歯科領域の根幹をなす重要な位置を占めているにも関わらず、日本では患者さまのニーズに統合的観点で応えられる咬合の専門講座が1970年代後半までありませんでした。しかし1979年に「国際ナソロジー学会アジア部会」が設立され、さらに1982年に「日本顎咬合学会」として分離独立し、現在に至っています。
日本顎咬合学会WEBサイト
●日本顎咬合学会 認定医とは
以下のうちの一定条件を満たし、認定審議会の審議を経て常任理事会で承認される必要があります。
(1)日本国の歯科医師免許を取得後満4年以上、かつ顎咬合学およびこれに関連する領域の歯科臨床に満4年以上従事していること。
(2)当学会に継続して満3年以上の会員歴があること。
(3)当学会の噛み合わせ認定医検定試験を受験した者、書類申請した者で、支部長および噛み合わせ指導医の2名の推薦を受け、且つ認定審議会の審議を経て常任理事会で承認された者。
(4)支部長および噛み合わせ指導医の2名の推薦があること。
(5)上記(1)ないし(2)、(3)の各号と同等以上の経歴があり、または認定医の育成、学会の運営、活動に貢献したと認められた者であること。
(特定非営利活動法人日本顎咬合学会 (新)認定医制度規則より)
当院の院長の持つ「日本顎咬合学会・指導医」の資格は、日本顎咬合学会に所属する会員を指導する立場となります。
日本非抜歯矯正研究会
日本非抜歯矯正研究会とは、アメリカの学会で賞賛された非抜歯矯正治療の研究会です。グリーンフィールド氏のCADフィロソフィー(臼歯の位置づけを正す目的の治療法)を学んだ日本の矯正歯科医によって設立されました。同じ歯科医師同士が情報交換や研究をすることで、CADテクニックが普及されることを目的としています。
日本非抜歯矯正研究会WEBサイト