お化粧やファッションでは作り出せない「口元の美しさ」。歯並びと口元の筋肉を整えて、美貌とともに、よい噛み合わせや歯と歯ぐきの健康も手に入れましょう。

「歯並びが気になっているけど、今さら矯正なんて...」
近年、大人の矯正人口は増加し続けています。その反面「興味はあるけど、始める勇気はなかなか出ない」「今さら遅いのでは」と悩む方も多くいらっしゃいます。「時間も費用もかかるし、装置に抵抗がある」というお声もよく耳にします。
しかし、口元に自信が持てなかった方が思い切り笑ったりしゃべったりできるようになるなど、見た目だけでなく気持ちや行動にも大きな変化をもたらします。ビジネスでもプライベートでも、さまざまな場面で思わぬチャンスを得ることも珍しくありません。
さらに、歯並びの悪さによる噛み合わせ不調を改善することで、体の調子も格段によくなることがあります。大人になっているからこその矯正メリットはたくさんありますので「矯正は子どもが行うもの」と諦めず、ぜひお気軽にご相談ください。
健康面のメリット
よい歯並びにより噛み合わせが整うと、食べ物の咀しゃくも正しくなります。それにより胃腸の調子がよくなり、体の歪みが起因だった肩こりや腰痛、頭痛などの症状軽減が多数報告されています。
歯と歯の間に不要な隙間がなくなったことで歯磨きの仕上がりが向上するため、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
治療には、歯1本1本をワイヤーでつなぐ「ブラケット」という装置の装着が必要です。見た目ができるだけ目立たないように、透明や白など、歯の色に同化しやすいものを採用しています(裏側矯正にも対応します)。
装置を装着する期間には個人差がありますが、平均的には2年から2年半ほどとなります。できるだけ装着期間が短くなるよう努めています。
高齢になってもずっと健康な天然の歯を持ち続けられること。それが大人の患者さまにとって何より大切な課題となります。当院では、大人の患者さまの矯正時は、未来のお口の健康状態も見据えた治療を行っております。
大人の矯正は、成長の力が利用できるお子さまの矯正とは違い、まったく歯を抜かずに完治できる確率は下がります。しかし当院の基本はやはり「歯を抜かない矯正」です。患者さまご自身のご希望と、将来にとって一番よい治療方法をていねいに見つけ出します。
【歯周病・むし歯予防対策】
歯ぐきが下がっている患者さまの場合は、矯正で歯を移動する際に、歯ぐきにできた溝を埋めるような調整をします。そうすることで、細菌繁殖の原因となる汚れが溜まりにくくなり、歯周病だけではなく、むし歯予防に効果を発揮します。
【歯の高さ調整】
ほかの歯より伸びてしまっている歯も、移動によって高さを調整します。一番噛み合わせのよいポジションへと落ち着かせます。
【抜歯がどうしても必要になった際の工夫】
通常、矯正の抜歯は4番目の犬歯を抜くのが一般的です。しかし当院では、過去の治療で弱っている銀歯やすでに神経を抜いた歯など、ほかの歯を抜くことで、健康な歯を温存する治療を心がけています。
「矯正治療のしやすさ」よりも「患者さまの健康な歯を守る」ことを優先した治療を行うことで、治療技術の難度は上がります。しかし治療は、長年の経験による医師の技術で十分カバーできますので、何より患者さまにとって一番よい方法を常に選択していきます。