2014年7月 9日

院長あいさつ

院長あいさつ

こんにちは。矯正歯科松永デンタルクリニックの院長、松永昭夫と申します。
より多くの患者さまに、天然の歯の美しい歯並びとよい噛み合わせのお口を持ち続けていただきたいという思いから、歯を抜かない矯正治療(非抜歯矯正)に全力を注いでおります。

近年、日本に審美歯科の知識が広まり、美しい歯並びが身だしなみのひとつと認識されるようになったこと。また、噛み合わせが体の健康と深いつながりがあることが知られるようになってきたことなどで、矯正のニーズが急速に高まってきました。

「噛み合わせ」を専門としてきた歯科医師として、その傾向は大変喜ばしいことです。しかし、歯列を整えるために健康な歯を抜いてお口にスペースを作る方法が一般的な矯正治療として認知されていることには、大きな矛盾を感じていました。

そしてさまざまな研究との出会いを経て、大切な歯を抜かない「非抜歯矯正治療」にたどり着きました。これからも、患者さまの大切な歯を抜くことなく、痛くなく、なるべく短い期間で美しい口元を手に入れていただけるよう、日々技術向上に努めてまいります。

噛み合わせの専門医となったきっかけ

院長あいさつ東京歯科大学を卒業した私は、まずは勤務医としての歯科医師人生をスタートさせました。元々手先が器用で学ぶことが好きだったので、難しい器具を使いこなしたり、技工を自ら行ったり、自信を持って仕事に臨んでいました。

しかし勤務医としてさまざまな先生方と接する中、あるときアメリカ帰りの先生の治療を目の当たりにし、衝撃を受けました。自分が習った技術とは全然違う精度の高さや、噛み合わせなど将来を見据えた治療の仕方など、何もかもが新鮮でした。

私が歯科医師になった当時は、日本の歯科治療技術はまだまだ発展途上でしたし、今と違って噛み合わせの大切さはほとんどクローズアップされていない時代でした。それを機に私も「噛み合わせ」の研究に目覚め、さまざまな診療所の見学をしたり研究会に参加したりしながら、懸命に技術を習得していきました。

非抜歯矯正との運命的な出合い

院長あいさつ開業時の診療項目は、補綴・インプラント・矯正の3つでした。どの診療にも深い関わりを持つ「噛み合わせ」については、学会や研究会などの活動に積極的に参加し、研究を深めていきました。

しかし「噛み合わせ」の観点からは、歯列を整える目的で悪くもない歯を抜いてしまう矯正治療への矛盾を感じずにはいられなくなっていました。そんな折、アメリカの非抜歯矯正の第一人者であるDr. グリーンフィールドとの運命的な出会いがありました。

非抜歯矯正98.5%(1994年当時)という驚異的な実績を持つドクター。彼の矯正技術を学ぶ勉強会に参加したことで、ようやく納得のいく矯正方法と出会うことができたのです。それを機に、補綴・インプラントの治療を少しずつ減らし、矯正専門の歯科医院という今のスタイルに移行して現在に至ります。

よりよい非抜歯矯正を目指して
歯を大切にする「非抜歯矯正」は私の天職と自負し、取り組んでおります。Dr. グリーンフィールドから学んだ教えや装置を原点に、テクニックはもちろん、装置についてもよりよいものを提供していけるよう、生涯現役で努力を重ねていく所存です。

長い矯正期間を終えた患者さまのまぶしい笑顔と美しい口元に出会うたびに、この仕事をやってきて本当によかったと感じます。これからもたくさんの患者さまに「矯正歯科松永デンタルクリニックを選んでよかった」と言っていただけるよう頑張ります。

院長プロフィール

院長あいさつ矯正歯科松永デンタルクリニック 院長 松永 昭夫

【大学】
東京歯科大学
【学会・研究会】
日本顎咬合学会元指導医
日本非抜歯矯正研究会正会員

日本非抜歯矯正研究会では、2000年より毎年AAO(アメリカ矯正歯科医会)にて症例発表をしています。2002年には、AAOフィラデルフィア大会でテーブルクリニック最優秀賞を受賞しました。これは日本の研究会としては初めてのことで、レベルの高さを認められました。

院長あいさつ院長あいさつ院長あいさつ

あなたの歯並びはどれ?

歯並びについてのお悩みもさまざまあります。治療を始めるためには、歯並びのタイプ(お口周りの筋肉の状態)をきちんと把握することが第一段階となります。

あなたの歯並びはどれ?

「歯並びが悪い」と聞いて、どんな歯並びを想像されますか?一人ひとりのお顔が違うように、歯並びのお悩みにも実にさまざまな症状があります。代表的な症例を紹介しますので、これらを参考に、ご自身の歯並びのタイプを見つけてみましょう。
 

前歯が出ている

あなたの歯並びはどれ?上顎前突(じょうがくぜんとつ)」という症状で、いわゆる「出っ歯」と呼ばれる歯並びがこれにあたります。原因としては、上あごと下あごの成長がうまく合っていない、指しゃぶりなどの癖によるもの、前歯の生え方の角度異常などが考えられます。

●上の前歯だけが極端に前に出ている
●上唇が歯に押し上げられて、口を閉じていられない
●口を閉じると口元が不自然に見える

小臼歯を抜歯して歯列を整える方法が多くとられますが、当院では特殊なケースを除き、歯を抜かずに専門の装置(ディスタライザーなど)で後ろへ移動させて修正します。小学校低学年のお子さまであれば、床矯正で、まずあごの拡大を調整していきます。
 

歯並びがでこぼこ

あなたの歯並びはどれ?叢生(そうせい)」という症状で「乱ぐい歯」とも呼ばれています(八重歯もこの叢生に含まれます)。あごの大きさと歯の大きさが合っていないことが主な原因です。歯が磨きにくいため、むし歯や歯肉炎が起こりやすくなるのもこの歯並びの特徴です。

●歯並びがでこぼこしている
●食事のあと、歯に食べかすが残りやすい
●笑うと犬歯が見える

抜歯をするのが一般的ですが、当院では特殊なケースを除き、歯を抜かずに専門の装置(ディスタライザーやリップバンパー)で歯を移動し、歯が並ぶスペースを作り出します。小学校低学年のお子さまは、床矯正で、まずあごの拡大を行います。
 

受け口(下あごが出ている)

あなたの歯並びはどれ?反対咬合(はんたいこうごう)」という症状で「受け口」と呼ばれています。遺伝で発症することが多いですが、上唇を噛むなどの口元の癖によって起こることもあります。

●あごがしゃくれている
●下の前歯が上より出ている
●発音がよくない
●咀しゃくがうまくいかない

歯を抜かずに専門の装置(ディスタライザーやリップバンパー)で下あごの前歯を後ろに下げるため、第1大臼歯を後方移動させます。小学校低学年であれば、まず床矯正であごを広げる治療で調整していきます。
 

歯列の幅が狭い

狭窄歯列弓(きょうさくしれつきゅう)」という症状です。頬の筋肉が歯列を外側から押す力の方が強い場合、上あごの臼歯部の幅が狭まって発症します。細い三角形の歯並びとなるので、上顎前突や叢生などを併発することも多々あります。

●歯ぐきより歯列が小さくてバランスが悪い
●歯並びが逆三角形に傾斜している
●咀しゃくがうまくいかない
●口呼吸になってしまう

歯を抜かずに専門の装置(ディスタライザーやリップバンパー)で犬歯のスペースを確保できるように歯を移動します。小学校低学年であれば、まず床矯正であごを広げて調整していきます。
 

口元が歪んでいる

あなたの歯並びはどれ?交叉咬合(こうさこうごう)」という症状で「クロスバイト」「すれ違い咬合」とも呼ばれています。上下のあごの発達に歪みが出てしまい、噛み合わせも上下の歯の中心がずれてしまいます。遺伝もありますが、成長期の悪い癖(頬づえ、爪噛み、唇を吸うなど)が原因となる場合もあります。

●顔が歪んでいる
●歯の噛み合わせが左右にずれている

小学校低学年であれば、床矯正であごの発達をコントロールすることが何より効果的です。小学校高学年以降でも、歯を移動する専門の装置で口腔内のスペースを広げます。
 

前歯が閉じられない

あなたの歯並びはどれ?開咬(かいこう)」という症状です。舌を出す・指をしゃぶるなどの癖、口呼吸の習慣などが起因すると考えられます。前歯で噛むことがうまくいかないため、食事が不自由になります。また、息漏れで発音異常なども起こります。

●噛み合わせで、前歯の上下間に隙間ができる
●前歯で食べ物が噛みちぎれない
●発音がおかしい

小学校低学年のお子さまであれば、まずあごの発達を正しくする床矯正を行います。それ以上の年齢の場合でも、非抜歯矯正の専門装置を使って、前方に引き出す矯正を行います。

見た目だけじゃない、歯並びの乱れに潜むリスク

あなたの歯並びはどれ?残念ながら、歯並びの乱れは自然に治ることはありません。放置すれば、小さな乱れでも年々進行し、見た目の悪化とともにむし歯や歯周病発症リスクが高まります。骨格の歪み、呼吸や発音障害、噛み合わせ不具合による内臓疾患など、お口以外の体の不調が表れる原因にもなりかねません。

また歯並びの乱れは、複数の症状が組み合わさっているケースがほとんどです。早期に治療すれば、見た目がよくなるだけでなく、将来的な健康不安も軽減できます。気になる症状があるときはひとりで悩まずに、なるべく早目にご相談ください。

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矯正治療の流れ

精密な検査の上、カウンセリングから完治まで、どの段階でも患者さまのお気持ちをきちんと確認しながらていねいに進めていきます。完治後のアフターケアもしっかり行います。

治療の流れ

矯正治療に長い時間が必要なことはよく知られていますが、実際どのくらいの期間、どんな流れで進むものなのかはあまり知られていません。具体的な進行については患者さまごとに異なりますが、ここでは当院での一般的な治療の流れを紹介いたします。

当院では、特に初診カウンセリングに時間をかけています。カウンセリング後もご家族でお話し合いいただくなど、十分に検討する時間をとっていただけます。治療開始を決めた場合はお電話でご連絡いただく形となりますので、安心してご相談ください。

矯正治療の流れ1.初診カウンセリング
「歯の向きがおかしい」「歯並びがでこぼこしてきた」など、お口の悩みを詳細に伺います。その後患者さまのお写真を撮影してモニターに映し出し、一緒に問題点のチェックをていねいに行っていきます。

洗い出した問題点を元に、治療を行わない場合の将来的な見た目や、付帯して生じる問題点などをご説明いたします。その際には、同じ症例で矯正をした患者さまの写真などの資料もお見せして、完治後のイメージを持ちやすくしています。

実際に必要となる治療内容や装置についてもご説明します。もちろん、装置の見本もお見せします。費用についてなど、気になる点のご質問も承ります。

ここまでが初診カウンセリングです。時間は平均40分ぐらいですが、1時間ほどのお時間を確保していますので、ご納得いくまでお話しください。

矯正治療の流れ2.治療計画のための精密検査
精密検査にて、数種類のレントゲンと写真、歯型など、患者さまのデータを採ります。カウンセリング時にほとんどの診断はできているので、検査時間は20分程度です。
※検査をお受けいただいた場合、初診カウンセリングの費用は無料となります。

矯正治療の流れ3.診断結果のご報告
検査結果にもとづいて、治療の具体的な計画をご提案します。提案内容をお聞きいただき、改めて気になる点やご要望などを伺った上で、治療内容を決定いたします。

矯正治療の流れ4.治療開始(器具の装着)
1~3回の通院で矯正装置をお口の中にセットし、いよいよ治療の開始です。むし歯などのトラブルがある場合にも併せて対応いたします。長いお付き合いになりますが、一緒にがんばっていきましょう!

矯正治療の流れ5.歯の移動
矯正が始まったら、個人差はありますが、4~6週間ごとに通院していただきます。来院時には、装着した装置の調整を行っていきます。この際に痛みや違和感など、患者さまの気になる点やご様子は毎回ていねいに伺いますので、どんなことでもお話しください。

※非抜歯矯正装置を使う治療期間は、第1期矯正から始める場合は、第1期に1年程度、第2期に2~2年半程度かかるのが一般的です。

矯正治療の流れ6.装置の取り外し
長期間を経て、待ちに待った装置の取り外しの日です。装置を外したあとはクリーニングを行いますので、きれいに並んだピッカピカの歯をたっぷりご満喫いただけます。

矯正治療の流れ7.メンテナンス(保定期間)
「リテーナー」という取り外し式の装置を、歯が安定するまで使用していただきます。半年に一度トリートメントを行いながら、美しい歯をキープしていきます。

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矯正装置について

「できるだけ短い期間で終えられて、なるべく痛くないものを」。長年の経験を活かしたオリジナルの手法を駆使して、患者さまごとに装置も工夫しています。

矯正装置について

矯正と言うと「銀色の装置が1本1本の歯にびっしりついている」イメージを描く方が多いと思いますが、近年は目立たない装置の開発が進んできました。また、当院でもさらに工夫を加えて、できるだけ見えにくく、できるだけ短い期間で効果の得られる装着方法を実践しています。

永久歯の生え揃わないお子さまの矯正装置床矯正
まだ永久歯が生え揃っていないお子さまの矯正には、歯が生えるための十分な口腔内スペースの確保を最初に行います。いわゆる「床矯正」と呼ばれる、あごの成長を正しく促す矯正です。取り外しが可能なエキスパンダー(拡大装置)を主に使用します。

この装置であごのスペースを十分に広げたら、次は歯を抜かずに正しい位置に移動させるための装置(リップバンパーやディスタル・ジェット)の使用に移行します。
※リップバンパーやディスタル・ジェットでの矯正は大人も行います。

仕上げ用の矯正装置ブラケット矯正
歯の正しい位置への移動とスペースの確保が終わったら、最後は仕上げに「ブラケット」の装着に移行します。この装置は「矯正」でおなじみの、歯1本1本をワイヤーで覆っていくスタンダードな装置です。

以前は銀色の金属製の装置しかありませんでしたが、現在では、透明や白など、歯の色とうまく溶け合う目立たないタイプの装置が開発されました。さらに、歯の裏側に装着する方法などもあるので、ご希望に合わせて対応させていただきます。

ワイヤーの使用テクニック

矯正装置について同じ装置を使用しても、ワイヤーの太さやかけ方によって仕上がりはまったく変わってきますので、患者さまごとに一番ピッタリくる使用方法の使い分けが大切です。効果ばかりを重視しても苦痛が続く装着では元も子もないので、患者さまの使用感には十分配慮いたします。

たとえば装着開始の初期には、当院では違和感や痛みが少ない細いワイヤーを使います。その後、使用経験を重ねて慣れていくのに合わせて、段々と太いワイヤーへと移行していきます。

またワイヤーのかけ方も、患者さまの症例やお口の状態に合わせた微妙な調整をていねいに行っています。痛くなく、より効率が上がる治療にこだわり続け、美しい仕上がりを実現します。

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大人の矯正

お化粧やファッションでは作り出せない「口元の美しさ」。歯並びと口元の筋肉を整えて、美貌とともに、よい噛み合わせや歯と歯ぐきの健康も手に入れましょう。

大人の矯正

「歯並びが気になっているけど、今さら矯正なんて...」

近年、大人の矯正人口は増加し続けています。その反面「興味はあるけど、始める勇気はなかなか出ない」「今さら遅いのでは」と悩む方も多くいらっしゃいます。「時間も費用もかかるし、装置に抵抗がある」というお声もよく耳にします。

しかし、口元に自信が持てなかった方が思い切り笑ったりしゃべったりできるようになるなど、見た目だけでなく気持ちや行動にも大きな変化をもたらします。ビジネスでもプライベートでも、さまざまな場面で思わぬチャンスを得ることも珍しくありません。

さらに、歯並びの悪さによる噛み合わせ不調を改善することで、体の調子も格段によくなることがあります。大人になっているからこその矯正メリットはたくさんありますので「矯正は子どもが行うもの」と諦めず、ぜひお気軽にご相談ください。

健康面のメリット
よい歯並びにより噛み合わせが整うと、食べ物の咀しゃくも正しくなります。それにより胃腸の調子がよくなり、体の歪みが起因だった肩こりや腰痛、頭痛などの症状軽減が多数報告されています。

歯と歯の間に不要な隙間がなくなったことで歯磨きの仕上がりが向上するため、むし歯や歯周病の予防にもつながります。

装置や期間にも最大限配慮

大人の矯正治療治療には、歯1本1本をワイヤーでつなぐ「ブラケット」という装置の装着が必要です。見た目ができるだけ目立たないように、透明や白など、歯の色に同化しやすいものを採用しています(裏側矯正にも対応します)。

装置を装着する期間には個人差がありますが、平均的には2年から2年半ほどとなります。できるだけ装着期間が短くなるよう努めています。

ずっと先までを見据えた治療

大人の矯正治療高齢になってもずっと健康な天然の歯を持ち続けられること。それが大人の患者さまにとって何より大切な課題となります。当院では、大人の患者さまの矯正時は、未来のお口の健康状態も見据えた治療を行っております。

大人の矯正は、成長の力が利用できるお子さまの矯正とは違い、まったく歯を抜かずに完治できる確率は下がります。しかし当院の基本はやはり「歯を抜かない矯正」です。患者さまご自身のご希望と、将来にとって一番よい治療方法をていねいに見つけ出します。

大人の矯正治療ならではのテクニック例

大人の矯正治療【歯周病・むし歯予防対策】
歯ぐきが下がっている患者さまの場合は、矯正で歯を移動する際に、歯ぐきにできた溝を埋めるような調整をします。そうすることで、細菌繁殖の原因となる汚れが溜まりにくくなり、歯周病だけではなく、むし歯予防に効果を発揮します。

【歯の高さ調整】
ほかの歯より伸びてしまっている歯も、移動によって高さを調整します。一番噛み合わせのよいポジションへと落ち着かせます。

【抜歯がどうしても必要になった際の工夫】
通常、矯正の抜歯は4番目の犬歯を抜くのが一般的です。しかし当院では、過去の治療で弱っている銀歯やすでに神経を抜いた歯など、ほかの歯を抜くことで、健康な歯を温存する治療を心がけています。

「矯正治療のしやすさ」よりも「患者さまの健康な歯を守る」ことを優先した治療を行うことで、治療技術の難度は上がります。しかし治療は、長年の経験による医師の技術で十分カバーできますので、何より患者さまにとって一番よい方法を常に選択していきます。

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子どもの矯正

骨や筋肉が柔らかく、日々変化し続ける成長力が利用できる小児矯正には、歯並びの整った口元とともに、正しい発音や呼吸、美しい表情や姿勢になるなど多くのメリットがあります。

子どもの矯正

お子さまの矯正治療には、永久歯が生え揃わない時期に始める矯正(第1期矯正)と、永久歯が生え揃ってから始める矯正(第2期矯正)との2つのステップがあります。第1期矯正の対象は小学校低学年頃が一般的で、あごの成長のコントロール(床矯正)が主な目的となります。

第2期からの治療開始でも遅いことはありませんが、より骨や筋肉の状態が柔らかい第1期に治療を開始することで、より多くのメリットが生まれます。

第1期矯正治療のメリット第1期矯正治療のメリット
1.悪い癖を軌道修正できる
成長期の体の変化は、必ずしもよい方向にばかり向かうものではありません。骨や筋肉に悪い癖がついてしまえば、顔つきも悪い方向に導かれてしまうものです。第1期矯正は、そういった悪い癖を回避し、よい方向に導く役割も果たします。

2.呼吸法が正しくなる
近年は口呼吸になるお子さまが多くみられますが、第1期矯正には気道を広げる働きもあるので、口呼吸から正しい呼吸(鼻呼吸)に変える効果も期待できます。

3.噛み合わせがよくなる
上下のあごの成長コントロールを行うので、永久歯が生える正しい位置を作り、正しい噛み合わせを促します。

以上のように第1期矯正は、お子さまが本来持つ成長力を活用しながら行う治療なので、より自然で健康な体作りにもさまざまな効果を発揮します。第1期での経過が良好な場合は、第2期矯正が不要になることもあります。

永久歯が生え揃ってから始める矯正

子どもの矯正基本的には大人の矯正と同じ治療(第2期矯正)を行います。当院の場合は、特殊なケースを除いて歯を抜かずに治療をしますので、まずはすべての歯の位置を専用の移動装置を使って正しく動かすことからスタートします。特に奥歯の位置を正し、スペースを作ることが大切です。

歯の移動とスペース作りが終わったら、歯に直接装着するブラケットで仕上げを行っていきます。当院での治療の場合、中学生ぐらいまでの成長過程であれば、多くの場合は歯を抜くことなく美しい口元への改善が可能です。

保護者さまへ

小児矯正の開始時期子どもの矯正
「お子さまの矯正開始は早ければ早いほどよい」という医院もありますが、幼児のうちに始めることにはデメリットもあります。お口の状態には個人差がありますので断定的なものではありませんが、当院は小学校1~3年生ぐらいからを適性時期と考えています。

歯を抜かない小児矯正に使う主な装置
あごの成長を正しく促す第1期治療には、主にエキスパンダーを使います。第2期治療として歯の位置を正しい場所へ移動させるのには、リップバンパーやディスタル・ジェット、あごの突出などの修正には、カリエール・ディスタライザーをそれぞれ使い分けます。

できるだけ痛くなく、短い期間で結果が出るよう、患者さまごとにアレンジを加えて装着します。患者さまや保護者さまの声にしっかり耳をかたむけながら、ていねいな調整も行っていきます。

小児矯正に期待できること
成長過程のお子さまの矯正は、ごく自然な形でのよい歯並びと噛み合わせを作りあげることにつながります。特に噛み合わせの良し悪しは、歯だけにとどまらず、呼吸の仕方や表情、姿勢などにも影響を及ぼします。長い時間を要し、決して楽な治療ではありませんが、矯正によって得られるものは、生涯の大きな「財産」となってくれるでしょう。

最適な開始時期は、お子さまの成長具合、歯やお口の筋肉の持つ個性によってそれぞれに違います。大切なのは、保護者さまがお子さまの口元の様子をよく観察し、異変などにすぐ気づいてあげることです。あれ?と感じたときには、まずはご相談ください。

塾や部活などで時間が取れないお子さま向け
当院では、非抜歯矯正の特徴を活かし、来院間隔を通常より長く空けるプログラムをご用意しています。

非抜歯矯正は、非常に柔らかいワイヤーを使って弱い力で歯を動かします。意外と思われるかもしれませんが、その方が歯の動くスピードが速いのです。もちろん痛みも少なくて済むため、日常生活へ負担もさほど気になりません。さらにそれらの装置やワイヤーなどによって、頻繁に交換しなくても効果が十分出るようにプログラミング。その結果、通院間隔を長く取ることが可能となりました。非抜歯矯正は、忙しい方こそおすすめの矯正治療なのです。

この新プログラムは、きっと忙しいお子さまの将来の健康や笑顔のお役に立つと思っております。ぜひ一度ご相談ください。

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笑顔のトレーニングで口元の筋肉バランスを改善しましょう

美しい口元や笑顔を作るために、歯の位置を整えるだけでなく、舌や唇、あごなど、口元の筋肉バランスを整えるためのトレーニングにも力を入れています。

笑顔のトレーニング

●横顔がすごく変わった
●口元のラインがすっきり素敵になった
●友達から笑顔がきれいと言われる

当院で矯正治療を完了された患者さまから、こんなお声をよくいただきます。これは矯正治療で歯並びをきれいにするだけでなく、並べた歯が後戻りしないように悪影響を与える癖をなくし、口元の筋肉バランスの改善を図るトレーニングも行っている効果と言えます。

当院院長は矯正治療をしっかり成功させるのに不可欠である、口元の筋肉トレーニング「MFT(筋機能療法)」コース講習も修了しています。

MFTと矯正治療との関係笑顔のトレーニング
歯並びと、舌、唇、あごなど、口元にある筋肉の動きには深い関係があります。そのため、矯正治療を完治し、さらにその形をキープし続けるためには、口元の筋肉の使い方までしっかりケアする必要があります。

MFTとは、舌やお口周りの筋肉を正しく動かす習慣をつけるための療法です。矯正した歯やあごの骨の位置と形を安定させるために役立ちます。

【歯とお口の中の仕組み】
歯は、唇、頬、舌に囲まれることで守られ、きちんと噛み合わせることで上下が安定します。また1本1本の歯の根っこの部分は、あごと歯ぐきによって支えられています。つまり、歯並び・噛み合わせ・あごの形は、口元の筋肉(口腔周囲筋)によって決まるのです。

MFTを取り入れる目的とメリット
口元の筋肉バランスが崩れると、歯並びや噛み合わせが乱れてしまいます。MFTで口元の筋肉を整えることで、歯や噛み合わせにかかる不要な力やストレスを軽減できます。そしてそれが、より安定した矯正治療にもつながっていきます。

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ていねいなカウンセリングのあと、最適な治療計画をご提案します

患者さまごとに1時間ずつお時間を確保しておりますので、ゆっくりご納得いくまでカウンセリングをお受けいただけます。

ていねいなカウンセリング

矯正のメリットや治療の詳細や流れなどは、ひととおりご説明いたします。しかし最初のカウンセリングで一番大切なことは、患者さまや保護者さまの考えをしっかり伺うことだと考えています。

そのため、まずは矯正をされたいと思ったきっかけやどんな部分がどう気になって来院されたのかなど、患者さまや保護者さまの率直なお気持ちをより具体的に伺います。

矯正は本当に必要なのか?
皆さまが、初めから矯正治療開始を決意して来院されるわけではありません。「周りの人が矯正をしているけど自分もするべきか迷っている」「子どもの歯並びは気になるけど、矯正が必要かどうかは判断がつかない」と悩まれて来院される患者さまもいらっしゃいます。

そんな場合でも、お口の状態などを診た上で、将来を予測した診断内容をていねいにご説明いたします。矯正が必要な場合は、矯正治療のメリットや開始適性時期などもご説明しますが、最終的なご判断は、あくまで患者さまや保護者さまの考えやご都合が最優先です。

「話だけでも聞いてみたい」というご来院でもまったく問題ございません。疑問点やお考えを伺い、ていねいな診断と説明をさせていただきます。「来院=治療開始」ではありませんので、お気軽にお問い合わせください。

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矯正中に歯のトラブルを起こさないために

矯正を長期間行う中で初期むし歯や歯周病を発症しないよう、ブラッシング指導などの予防処置にしっかりと取り組んでいます。

むし歯や歯周病にも対応

矯正治療には長い期間を要しますので、その間にむし歯や歯周病などの予防についても十分に配慮した処置やセルフケアアドバイスをさせていただいています。また、矯正治療に入る前に発症してしまっているむし歯や歯周病に関しましては、完治後に矯正治療に入らせていただきます。

むし歯対応
矯正治療進行時は、装置の装着などで普段よりも歯磨きが難しくなります。また治療を受ける年齢層はお子さまが多いことからも、むし歯予防の習慣づけにも力をいれております。以下のようなむし歯予防対策にも積極的に取り組んでいます。

●ブラッシング指導
●歯や骨を強くする効果のある「フッ素」の塗布
●シーラント
(奥歯の溝にプラスチックを埋め込んで平らにし、むし歯予防をする方法)
※フッ素塗布やシーラントはお子さまのむし歯予防処置です。

歯周病対応
むし歯同様に、歯周病についても予防に力を入れています。また、将来的に歯周病になりにくい位置に歯を調整するなど、歯周病予防を見据えた矯正を行っているのも、当院の特徴のひとつです。

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歯科医院とは思えない院内、ソファでくつろぐ英国風の待合室

歯科医院に来たことを感じさせない、ご自宅と変わらないような「リラックスできる空間作り」を大切にしています。

リラックスできる院内

「歯科医院がどうしても苦手」「診察の前に緊張してしまう」という患者さまは少なくありません。すべての患者さまにできるだけリラックスして診察にのぞんでいただけるよう、院内は"歯医者、歯医者"したイメージを遠ざける工夫に努めています。

リラックスできる院内たとえば待合室は、付き添いの方やご家族全員が一緒に座ることができるゆったりとしたソファを設置し、窓の外には中庭の緑が垣間見える。そんな「我が家のリビング」のような雰囲気作りで、皆さまの来院をサポートします。

通院中のお子さまから「家に帰ってくるみたい」、英国赴任から戻られた患者さまからは「英国の歯医者もこんな雰囲気だったから懐かしい」などのお言葉をいただいたこともあり、多くの患者さまにご好評いただいております。

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休日のお買い物やお食事の前に、ご家族で来院いただけます

平日は忙しい患者さまが多いので、受付は夜19時半まで行っています。また週末しかお時間がとれない患者さまに合わせ、土曜・日曜の診療も行っております。

土曜・日曜診療

平日はお仕事や塾、習い事などで時間を作りづらい患者さまが多いことから、休診日を月曜と木曜にし、利便性の高い週末診療を行っています。平日の最終受付は、夜19時半まで可能です。土曜・日曜も平日と変わらず、午前・午後の診療をご利用いただけます。

当院はお子さまから親御さままで、家族ぐるみで来院される患者さまがたくさんいらっしゃいます。完全予約制でご家族だけでリラックスしてお待ちいただける環境なので、週末のお買い物や外食の前にお出かけ気分で来院される患者さまも大歓迎です。

緊急時や時間外なども、できる限り対応させていただいています。

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完全予約制(入れ替え制)のため、ほかの患者さまと顔を合わせません

きちんと時間をとって患者さまとしっかり向き合うため、完全予約制とさせていただいております。前後の患者さまと時間が重なることがないよう配慮もいたします。

完全予約制

矯正治療を成功させるためには、初診時から完治まで、断続的に細やかなケアを続けていくことが大切です。そのためには、まず何よりも患者さまの診察時間をしっかり確保することが必要となります。お口の状態はもちろん、患者さまのご意見やご感想などについて、ていねいな確認と調整が欠かせません。

そのため、診察のご予約については完全予約制とさせていただいております。リラックスして診察を受けていただけるよう、また気になることは何でもお話しいただけるよう、ゆとりを持った時間枠でご予約をお取りします。

患者さまへのお願い
ご都合によって予約の変更が必要になった際は、おわかりになった時点でお電話にてご連絡ください。また予約日でなくても、急な痛みや違和感などの変調があった場合は、遠慮なくご連絡ください。

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早い効果も期待でき、痛みの少ない矯正装置をご提案します

「美しい歯並びや口元は手に入れたいけれど、装置をつけるのが恥ずかしい」という患者さまのお気持ちにできるだけ沿える、目立たない矯正装置を取り扱っています。

目立たない非抜歯矯正装置

矯正は数日で完治する治療とは違い、長期間にわたって装置を装着する必要があります。だからこそ、目立たない色の装置や裏側からの矯正など、見た目をできるだけ変えない治療方法をとることで、患者さまのストレス軽減に努めています。

当院の非抜歯矯正治療に使う主な装置

患者さまの症状に合わせて各装置を使い分けて治療を行いますので、すべての装置を装着するということではありません。どの装置も、初めて装着したときに感じる違和感をなるべく抑え、できる限り見た目にも目立たないような工夫が施されています。

リップバンパー
唇の自然な力で奥歯を後方へ移動し、倒れている歯を起こすなど、舌圧で主に下あごの歯列のスペース拡大を図ることができます。頬の圧迫力をコントロールすることで、きれいなアーチができます。

主に成長過程のお子さまの矯正に使用しますが、大人の矯正でも、歯の移動補助として使うことがあります。

奥歯(大臼歯)に固定するバンドの外側のチューブに、器具の先端を差し込んで使用します。6週間に一度程度、来院して調整を行う必要があります。
カリエール・ディスタライザー
上あごが前に出てしまっている場合の修正に使います。スムーズな動きで治療スピードを格段に速められる最新装置です。「ブラケットだけで行う治療に比べて、3割程度の期間短縮に貢献」「次の矯正ステップによりよい影響を与える」などの報告例もあります。

犬歯と大臼歯に装置をつけて、犬歯から奥歯を後方へ送りこむサポートをします。上あごには後方への力が働き、下あごには前方への力が働くので、正しいあご位置への改善が図れます。

同じ効果を得られるほかの装置(ヘッドギアなど)に比べて作りがシンプルで、装着時に与える違和感が少ないのも大きな利点です。
ディスタル・ジェット
バネの力を利用して、上あごの奥の歯を傾斜させることなく後方移動し、小臼歯部分にスペースを作り出します。非抜歯矯正をする上で、多くの症例に適合する万能装置と言えます。成長期の子どもから大人まで広く使用されます。

装置のほとんどはお口の裏側に装着するので見えなくなりますが、サイド(第一小臼歯)にかけるバンド部分がお口の開閉によって若干見えてしまいます。
リムーバブル・エキスパンダー
真ん中で2つに分かれた形の装置を上あごに装着し、歯列を側方へゆっくりと拡大していきます。中央部分のねじによって調整を行う、取り外しタイプの装置です。まだあごの骨(歯が埋まっている骨)に成長の余地があり、歯を動かしやすい小児の矯正に適しています。

治療の痛みが少ないことが特徴で、また取り外しができるので、食事や歯磨きが行いやすい利点があります。しかし、取り外せることで装着時間が短くなってしまうと矯正の効果をきちんと得ることが難しくなるので、保護者さまの見守りが必要です。
フィックスド・エキスパンダー
リムーバブル・エキスパンダーと役割は同様で、上あごに装着して歯列を側方へゆっくりと拡大する装置ですが、取り外しができない固定タイプとなります。小児矯正に適しています。

中央の拡大ネジで、強い力であごの骨格を広げるので、短期間で効果を得やすいのが特徴です。裏側部分から金属バンドで歯に固定するため、見た目はほとんど目立ちません。

使用開始後すぐは、若干の違和感やツンとした痛みなどを感じる場合がありますが、数日程度で慣れるケースがほとんどです。

患者さまごとの症例に一番合う方法を提案

非抜歯矯正装置患者さまごとの症状に合わせ、どんな治療過程が必要となるかを正確に診断することがまず第一歩です。その上で患者さまの生活習慣やお気持ちをきちんと理解し、必要に応じて装置や装着方法にアレンジを加え、患者さまに一番合う「オリジナルの治療方法」を見つけていきます。

なるべく治療期間を短くすることや、なるべく装着感をよくする(痛みがない)ことにもしっかりこだわった治療プランを作成いたします。

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確かな技術力

専門分野である「噛み合わせ」知識と、「非抜歯矯正」の経験を活かした質の高い技術で、一人ひとりの健康で美しい口元を作りあげます。

確かな技術力

きれいな歯並びとともに健康なお口を長く守っていくためには、正しい噛み合わせが必須です。歯や歯ぐきに一番負担が少ない「よい噛み合わせ」には、生え揃った天然の歯がいかに正しく並んでいるかがとても重要です。

最近の日本人の傾向として、あごが小さい、お口や唇周りの筋肉が弱い、などのケースを多く見受けます。全部の歯を正しい位置に正しい向きで生えさせるために、抜歯をしてスペースを作る方法が認知されています。

しかし当院は、たとえ高度な経験と技術が必要でも、やはり天然の歯を残すことに勝るものはないと考え、「抜かない矯正」にこだわり続けています。当院院長は、1人でも多くの患者さまの歯を守る矯正が行えるよう、より多くの知識を得て、これまでの経験をさらに高度な技術力へと成長させられるように日々尽力しています。

アメリカ矯正歯科医会テーブルクリニック最優秀賞受賞学会、研究会などへの参加も積極的に行い、新しい技術の習得や同業の仲間たちとの情報共有にも努めてきました。2002年には、研究会グループでの非抜歯矯正症例報告が、アメリカ矯正歯科医会(AAO)で認められ、テーブルクリニック最優秀賞を受賞しました。

「抜かないと出っ歯になる」の誤解

確かな技術力他院から来られた患者さまから「抜かないと出っ歯になると言われた」と聞くことがたびたびあります。しかしこれは一概に事実とは言えません。なぜなら当院では、同じケースでも抜かずに完治した症例を多く持っているからです。

歯を抜かずに行う矯正では、より正確な診断と高度な技術を多様に駆使する必要があるので、抜歯するよりは完治までに時間を要します。しかし、患者さまのお口の状態や癖などを細やかに見極め、ていねいに治療を進めていくことで、歯を失うことなく美しい歯並びが実現できるのです。

当院にそんなお悩みで来院された患者さまには、まずは同じ症状でも歯を抜かずに完治された実例をお見せしています。治療については、安心してきちんとご納得いただけた上で開始いたします。

【当院の抜歯を伴う矯正治療について】
審美的・機能的なことを考慮すると、どうしても抜歯を伴わなければならない場合もまれにはあります。しかし抜歯とともに患者さまが本来持つ筋肉の使い方のケアもきちんと行わなければ、抜いたことによるリスクが完治後に生じます。一旦よくなったのに、再び歯の向きが悪くなってくるのです。当院では、抜歯を伴う場合は、筋肉の使い方のケアなどを含み、しっかりとした歯並びが維持できるように努めておりますので、ご安心ください。

当院院長が所属する主な学会や参加した研究会

確かな技術力当院院長は大学卒業後の勤務医時代、当時はまだほとんどクローズアップされていなかった「噛み合わせ」についての重要性に着目する機会を得ました。そして「噛み合わせ」の研究を続けてきました。日本顎咬合学会にも所属し、指導医として認定されました。

また矯正治療においては、アメリカの非抜歯矯正の第一人者であるグリーンフィールド氏の勉強会に参加したことをきっかけに、日本非抜歯矯正研究会での症例報告などの活動も行ってきました。

日本顎咬合学会
臨床歯科医学に携わる専門医師の集まりにより、8,500人(2013年7月現在)に及ぶ会員数を持つ学会です。

「咬合(噛み合わせ)」は、歯科領域の根幹をなす重要な位置を占めているにも関わらず、日本では患者さまのニーズに統合的観点で応えられる咬合の専門講座が1970年代後半までありませんでした。しかし1979年に「国際ナソロジー学会アジア部会」が設立され、さらに1982年に「日本顎咬合学会」として分離独立し、現在に至っています。

日本顎咬合学会WEBサイト

●日本顎咬合学会 認定医とは
以下のうちの一定条件を満たし、認定審議会の審議を経て常任理事会で承認される必要があります。

(1)日本国の歯科医師免許を取得後満4年以上、かつ顎咬合学およびこれに関連する領域の歯科臨床に満4年以上従事していること。

(2)当学会に継続して満3年以上の会員歴があること。

(3)当学会の噛み合わせ認定医検定試験を受験した者、書類申請した者で、支部長および噛み合わせ指導医の2名の推薦を受け、且つ認定審議会の審議を経て常任理事会で承認された者。

(4)支部長および噛み合わせ指導医の2名の推薦があること。

(5)上記(1)ないし(2)、(3)の各号と同等以上の経歴があり、または認定医の育成、学会の運営、活動に貢献したと認められた者であること。

(特定非営利活動法人日本顎咬合学会 (新)認定医制度規則より)

当院の院長の持つ「日本顎咬合学会・指導医」の資格は、日本顎咬合学会に所属する会員を指導する立場となります。

日本非抜歯矯正研究会
日本非抜歯矯正研究会とは、アメリカの学会で賞賛された非抜歯矯正治療の研究会です。グリーンフィールド氏のCADフィロソフィー(臼歯の位置づけを正す目的の治療法)を学んだ日本の矯正歯科医によって設立されました。同じ歯科医師同士が情報交換や研究をすることで、CADテクニックが普及されることを目的としています。

日本非抜歯矯正研究会WEBサイト

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正確な診査・診断にもとづく治療で、中学生までなら非抜歯率は高くなります。

矯正のための「抜歯」は一般的ですが、当院の矯正は「非抜歯」が大前提です。長年の経験と実績にもとづいて、初診時に抜かない治療が可能かどうかを診断いたします。

抜かない矯正治療

近年「矯正治療」は広く認知されるものとなりました。「きれいな歯並びにより、見た目を向上させる」ことにスポットがあたりがちですが、実はそれだけにとどまらない、体への素晴らしい効果も得ることができます。

天然の歯(永久歯)と体の健康は密接な関係で結ばれており、基本的に抜いてもかまわない永久歯は1本も存在しません。だからこそ、その1本1本を正しい位置に導き「噛み合わせ」を整えてあげれば、おのずと全身の健康維持にもつながっていくのです。

そのため当院では「抜かないこと」を前提に、患者さま一人ひとりの症例を正確に診断の上、治療を進めていきます。永久歯が揃っていれば矯正に年齢制限はありませんが、中学生以下の成長過程の患者さまなら、非抜歯率は高くなります。体ができあがってしまう前のスタートが特におすすめです。

「抜かない治療」が可能かは初診時に判断

抜かない治療抜かずに治療を進めてみて、難しくなったら抜歯をする。そんな治療方法をとる医院も多くありますが、当院はごく特殊なケースを除き多くの場合「抜かない」治療が可能かどうかを初診時に診断いたします。

当院院長は長年の経験から、患者さまの歯並びはもちろん、舌・唇・頬の筋肉の状態や話し方・呼吸法などを見て「抜かない」治療が可能かどうかを見極めます。正確な診断結果をご説明し、患者さまのお悩みやご希望に合わせた最適な治療方法を提案いたします。

治療がだいぶ進んでから「やっぱり抜きましょう」と言われる。そんな不安を持たずに安心して治療が受けられると、患者さまにご好評いただいています。(まれに患者さまのご要望により顔貌をさらに変化させるため、治療途中で抜歯をすることがあります)

抜かない矯正のメリット
一度抜いたら二度と元に戻せない天然の歯だからこそ、抜かずに守ることが何より大切です。それとともに、抜くことで生じる口腔内リスクを回避することも重要です。たとえば「お口の中が狭まる」「舌の力が変わる」などのリスクも避ける必要があるのです。

他院で抜歯をすすめられたケースもご相談ください

抜かない矯正治療「他院で矯正の相談をしたら、何本も歯を抜かないと無理だと言われた」
「きれいな歯並びになりたいけど、歯を抜くのが怖いから矯正をする勇気が出ない」

矯正することが珍しくない昨今。興味はあるけれど、または一度はトライしようと思ったけれど、矯正の前に立ちはだかる「抜歯」への恐怖心や抵抗感によって諦めた方はいらっしゃいませんか。

当院には、上記のようなお悩みを持って来院され、抜歯することなく完治された患者さまがたくさんいらっしゃいます。諦めてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。

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