歯並びに悪い影響のあるクセや習慣には以下のものがあります。さまざまなクセや習慣が悪影響を及ぼしますから注意しましょう。
●口で呼吸する
口呼吸は鼻呼吸と異なり、空気をフィルターなしで直接肺に取り込むため、さまざまな障害が起こりやすいと言われています。歯科では開咬(前歯が開いてものが噛めない)になりやすいです。
●指をしゃぶる
指しゃぶりも開咬の原因となります。
●唇を噛む、爪を噛む、鉛筆を噛むなど、何かを噛む
このクセは開咬になったり出っ歯になったりすることがあります。
●舌を出す、舌で唇を舐める、舌が上にあがらずに下に落ちている
舌のクセがあると、発音がうまくできなかったり食べにくかったりします。また、飲み込むときに舌が外に出たり下の前歯を裏から押したりして反対咬合になることが多いです。舌のクセを改善するには根気が必要です。当クリニックでは、口腔筋機能療法(MFT)のDr. ジックフーズのコースを受講し、クセを改善するための練習法をアドバイスしています。
●頬杖をつく
頬杖をつくと、成長期の場合は顎が変形して顔が歪みやすかったり、噛み合わせがズレてうまく噛めなかったりすることがあります。
●姿勢が悪い
成長期の場合は、姿勢が悪いと顎の発育のバランスに影響しますから、出っ歯、反対咬合、交叉咬合になったりすることがあります。